Vol.4 セカンドオピニオンは有力な手段だ
では、どうやって、IBD専門医に診て頂くか。
作戦の一つとして「セカンドオピニオン」がある。
セカンドオピニオンは、制度として認められているが、転院の手段としの制度ではない。第三者としてのお医者さんの意見を聞く制度だ。
現在の治療では、「体調が安定しない」「治療に疑問を感じる」のとき、 自分のことを大切に考えると「セカンドオピニオン」は有力な手段の一つ と考える。
ハードルはある。
現在の医師に紹介状を書いてもらい、検査データも必要だ。これがなければ、セカンドオピニオン先は、最初から検査しなければわからない。
お世話になった医師には言いにくいのは、確かである。
患者会では、作戦として「患者会で強く勧められた」作戦をとって頂いている。
医師は、患者のためにベストを尽くす先生が殆どである。
ほかの治療の選択があるのもご存じなので、患者のために喜んで送り出されると思われる。 そうでない医師は、長い目で見たら、長く診て頂く先生ではないように思える。
もちろん、いろんな医師を渡り歩く「ドクターショッピング」はダメである。
患者の医師の選択は、患者の人生を左右する。自分の人生は自分で決めたい。
尚、注意点として、紹介状には必ず「紹介先の医師」の名前を書いて頂くことである。他のお医者さんに診て頂いても意味はない。